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中国株暴落の原因は?日本への影響は? [日々の雑感]



中国の株式市場が大変なことになっていますね。
株価が暴落して、それを食い止めるために、上場銘柄の約半数が売買停止となっています。

中国の株式市場は、ちょっと特殊です。
上場している企業の多くは、国営企業です。
株価が下がったからつぶれるというわけでもありません。

また、株を購入しているのは、ほとんどが個人投資家です。
中国の株式市場の80%くらいが個人投資家といわれています。
ちなみに日本の株式市場での個人投資家の割合は、30%くらいです。

外国人の参入も、市場を分けて制限しています。
なので、外国の機関投資家によって、株価が変動するということはあまりありません。

このような特殊な事情が重なっているため、株価が企業の業績を反映していません。
どちらかというと、企業の人気投票です。



今回の株価暴落の直接の原因は、中国政府が信用取引の規制をおこなったためです。

中国政府は、以前から、国民に株取引を推奨してきました。
おかげで、みんな暇つぶしに株の売買を始めてしまい、株価がバブル気味になってきました。
危機感を持った中国政府は、信用取引(借金して株を売買するしくみ)の上限を制限したのですが、中国の株式市場は、株式の知識の無い人たちばかりです。
「これはまずいのではないか?」と思った個人投資家が、持っている株を売り始め、この流れが止まらなくなりました。

中国政府が、上場銘柄の約半数を売れないようにしたため、有力企業の株価下落は止まりましたが、売買を停止していない企業の株は、どんどん売られていきます。


中国株のバブル崩壊は、以前からわかっていたことなので、金融関係の人はあまり気にしていないようですね。
それと、中国は社会主義体制の国なので、政府が介入して、なんとかすると思います。
終息するのは、もう少し先だと思いますが・・・。



中国株のバブル崩壊はたいしたことありませんが、実経済にも影響してくると問題です。
今回の株安で、倒産する民間企業や破産する個人投資家が大量に出てくるはずです。
貿易や外交などに影響が出てくるかもしれません。
その規模によっては、日本にも影響が出てくるかもしれませんね。





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