出産祝いに銀のスプーンを送る風習 [キッチン用品]
ヨーロッパでは「銀のスプーンをくわえて生まれてくる」ということわざがあります。
「BORN WITH A SILVER SPOON IN ONE'S MOUTH」
日本語に訳すと、「裕福な家庭に生まれる」ことを意味します。
そのため、ヨーロッパでは、赤ちゃんに誕生のお祝いとして、
銀のスプーンを贈る習慣があります。
銀は富を、スプーンは人生を表し、食べ物に苦労することなく、
経済的な安定と幸せが続くように、子供の幸せな将来を祈って贈られます。
これは、食べ物に困らない、生まれながらにして財産を持っている
などという意味があり、将来、お金に困らない裕福な生活ができる様に
との願いが込められています。
ヨーロッパ圏の人とこの話しをすると、
知らないという人はいないくらい一般的な話しのようです。
ただ、国や地域によって、若干風習が違っているようで、
出産祝いとして送る場合だけでなく、
●歳の誕生日に送るという場合もあるようです。
また、親から子へ、何代にもわたって引き継がれているという地域もあり、
100年以上前の銀のスプーンを見せてもらったこともあります。
このような風習が日本にも入ってきていて、
いまでは、出産祝いに銀のスプーンを送る人も増えてきました。
一生ものの品物をもっているというだけでも、
幸せな気持ちで成長していけるのではないでしょうか。
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