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役員逮捕後に社長が会見!?常識破りの日本式会見 [日々の雑感]



女性役員が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、トヨタ自動車の豊田章男社長が緊急記者会見を行いました。
このような状況で、このような対応は、ちょっと異例です。
危機管理の専門家からも、いろいろと意見が出ているようです。


まず、この逮捕が、役員個人の問題だったこと。
会社全体に関わるような不祥事とかであれば、社長が出てくるということはよくありますが、
個人の問題、それも業務外の問題に社長が会見を行うことは珍しいですね。
今回は役員なので、従業員とはまったく違う話しなのですが、それでも、社長が出てくることはマレです。

次に、会見まで開いたこと。
普通は、文章を配るか、一言コメントを残すくらいです。
会見までしてしまうと、まだ捜査状況がよく分からない中で、余計なことを言ってしまうリスクはあります。

最後に、「法を犯す意図がなかったことを信じている」という発言。
どこの会社の社長でも、同じように思っているでしょうが、公の場で発言することはないですね。
会社としては、「違法であれば、社内規則にのっとって対応する」しかないので、言っても意味が無いことです。



危機管理的には、今回の会見は、メチャクチャで、リスクがありすぎるということになります。
トヨタのような大企業であれば、なおさら、危険な橋を渡っているだけと捉えられるでしょう。
危機管理のグローバルスタンダードでは、絶対にあり得ないような会見でした。


豊田社長は、「従業員は子ども」とし、子どもを擁護するというようなことを言っていました。
こういう考え方は、日本的です。欧米のような合理的な考え方とはちょっと違います。

これは日本国内で起きた問題です。
日本人に受け入れてもらわなければならない状況です。
日本には、日本の解決の仕方があります
今回の会見は、「ザ・日本式」といったところでしょうか。


最近の日本企業は、なんでもかんでも欧米式という感じがします。
だから、消費者である日本人には受け入れてもらえません。

それぞれの国に、それぞれのやり方があるはずです。
ヨーロッパでも、あえてグローバルスタンダードからズレた判断をするということがあります。

グローバルスタンダードが「絶対」というわけではないですよね。


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