台湾の総統選は女性対決、国民党と民進党 [日々の雑感]
台湾の与党・中国国民党(国民党)は、総統選の党公認候補に洪秀柱氏(67)を選出しました。
野党の民主進歩党(民進党)は、蔡英文主席(58)の公認を決めているため、事実上、台湾では史上初の女性対決となりそうです。
総統選(台湾総統選挙)では、台湾の国家元首である総統と副総統を同時に選びます。
正式名称は中華民国総統、副総統選挙といいます。
台湾の憲法では、総統は2期までということになっており、現在の馬英九総統は出馬できません。
台湾では国民党が圧倒的なのですが、今回は、少し違うかもしれません。
昨年、馬英九政権の中国寄りの政策が、市民の不満となり、学生を中心に、大規模なデモに発展しました。
日本でも、連日ニュースになっていました。
そのため、国民党の支持率が低下し、公認候補の擁立が難航しました。
台湾のテレビ局が発表した世論調査では、洪氏(国民党)の支持率は30%、蔡氏(民進党)の支持率は42%となっています。
数年前から、若い人を中心に、「台湾は中国ではない!」という意識が強くなってきたように感じます。
ネットで台湾の人たちとやりとりしていると、若干の温度差はありますが、そんな話題になることが増えました。
年配の人たちはともかく、台湾で生まれ、台湾で育った世代の人たちは、民主化を望んでいるようです。
経済的にも力をつけているので、将来的には「独立」という選択肢も視野に入っているのかもしれません。
台湾の総統選は、2016年1月16日に実施される予定です。
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