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クマの殺処分方針に市長抗議!ちょっと考えてみた [日々の雑感]



三重県が、いなべ市で捕獲したツキノワグマを滋賀県多賀町の山中に放した問題で、自然保護団体「日本熊森協会」は、多賀町で女性を襲ったクマと同じ個体と確認されるまでクマを殺処分しないよう、三重、滋賀両県と、クマが移動した岐阜県の各知事に要請したようです。

また、三重県伊賀市の岡本栄市長は、クマを殺処分するという三重県の方針に電話で抗議したそうです。

地域がまたがっていてややこしいですが・・・。



こういう野生動物のニュースは時々ありますね。

ツキノワグマは、三重県のレッドデータブックで絶滅危惧1B類に指定されており、三重県伊賀市の岡本市長は「ツキノワグマは減少しており、種の保存の観点から安易に殺処分してはならない」とのこと。

日本熊森協会は、「人身事故を起こしたクマでないなら、希少種を保護する観点からも倫理的な観点からも問題」としています。

一方で、早めに駆除した方がいいという意見もあります。

たしかに、クマやイノシシが住宅地にいたら危険かもしれませんが、なぜ住宅地などに出てくるのか?ということの方が問題だと思います。



国土面積の国別ランキングを見ると、日本は61位です。

一方、人口の国別ランキングを見ると、日本は10位です。

日本は、国土に比べて人間の数が極端に多いので、野生動物の行動範囲に人間が入り込んでしまっている場合もあります。



また、日本の山は、杉などの木材として使える木を植林したため、森林の約4割が人工林です。

本来、山に生えていた、野生動物の食料になるような実のなる木が少なすぎるという見方もあります。

そのため、山でエサを探すより、人間の食べ残しなどを探した方が簡単だし、美味しいということも考えられます。



日本には、昔から山の奥に立ち入らないという風習があります。

山の神様がいるかどうかは別にして、原生林を残し、自然と共存していくという考え方です。

「もののけ姫」でもやっていましたね。



人間は、自然がなければ生きていけません。

自然と共存していくには、人間にとって不便なことも出てきます。

便利に慣れてしまい、不便を受け入れられないというのは、あまりにも人間本位だと感じます。





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