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カーボンナノチューブで欧州発明家賞!ノーベル賞は? [日々の雑感]



欧州特許庁は、優れた発明家を表彰する今年の「欧州発明家賞」の「非ヨーロッパ諸国部門」に、カーボンナノチューブを発明・開発した3人を選んだと発表しました。
受賞したのは発明者のNEC特別主席研究員の飯島澄男・名城大終身教授、製造方法を開発した、小塩明・三重大助教と、湯田坂雅子・名城大特任教授。

欧州発明家賞は、技術革新や経済・社会に多大な貢献をした欧州出身の発明者を選定、表彰する賞で、欧州域外出身の発明者に対しては、同賞の外国人発明家賞が授与されます。



カーボンナノチューブ(CNT)は、炭素原子が網目のように結びついて筒状になったモノで、直径はナノメートル単位ととても細く、人の髪の毛の5万分の1の太さ。
重さがアルミニウムの半分と軽いにもかかわらず、強度は鋼鉄より強く、曲げても折れないほどしなやかで、薬品や高熱にも耐え、銀よりも電気を通し、ダイヤモンドよりも熱をよく伝えるという、万能な素材です。


カーボンナノチューブは、1991年に発見されたのですが、量産することができなかったため、なかなか実用化されませんでした。

早い時期から積極的に採用していたのは「ヨネックス」で、テニスラケットやスノーボードなどに使われています。

ようやく量産技術が確立したことで、価格も安くなり、これからいろいろなところで使われるのではないかと期待されています。



カーボンナノチューブの発見は、ノーベル賞ものです。

カーボンナノチューブの後発に、フラーレン、グラフェンという新素材があるのですが、発見者は共にノーベル賞を受賞しています。

カーボンナノチューブも、製造方法が開発され、実用化に向かっているので、いよいよかもしれません。





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