楽天が公募増資！楽天市場などを強化？

国内最大のオンラインショッピングモールを運営する「楽天」が公募増資を発表しました。
最大で約1,880億円を調達し、コマーシャル・ペーパー（ＣＰ）償還や借入金の返済などに充てるようです。



公募増資とは、新しい株式を発行し、不特定・多数の投資家から申し込みをしてもらうこと。
公募増資のときの株式価格は、通常、割安になります。

楽天は、公募増資により財務体質の強化を図り、設備投資では、楽天市場などインターネットサービスの事業に必要なソフトウエアの開発や取得に充てるほか、本社施設などに充当することを予定しているそうです。


コマーシャル・ペーパー（ＣＰ）とは、企業が短期で資金調達するための、無担保の約束手形のこと。
約束手形なので、償還期間は短く、通常１年未満、３０日以内のものが多くなります。

償還とは、債券の保有者に額面金額を払い戻すことです。



発表資料によると、9960万6500株の新株を発行し、そのうち国内市場で約3984万株、海外市場で約5976万株となります。
発行済み株式数の 7.5％にあたるそうなので、かなりの規模です。

公募増資発表後の楽天株は、一時、6.8％安の1938.5円まで下落していました。



楽天は、７月末までに期限を迎えるＣＰ償還に800億円、７月末までに銀行とのコミットメントライン契約にかかる借入金返済に495億円、来年９月末までに返済期限を迎える銀行借入金の返済に401億5000万円をそれぞれ充て、残額は来年12月末までに設備投資に充当する予定です。


払込金額は、６月23日～26日までのいずれかの日に決定し、払込期日は６月30日から７月３日まで。


いろいろ動きそうですね。

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