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ギャンブル依存症の問題 [日々の雑感]



「ギャンブルをやめたいのに、やめられない」
「ギャンブルをやめなければならないと、わかっているのにやめられない」
自分の生活が、ギャンブルの問題のために破たんしていてもギャンブルをやめることが出来ない。
それがギャンブル依存症です。
パチンコ、スロット、競馬、競輪、競艇など様々なギャンブルがありますが、ギャンブル依存症の人のほとんどは、サラリーマンや公務員など、ごく普通の人たちです。

ギャンブル依存症は、WHO(世界保健機構)の認定する病気です。
2017年の厚労省の調査結果によると、ギャンブル依存症の人は、国内で270万人とも言われています。
ギャンブル依存症は、借金、失業、犯罪行為など、様々な問題を抱えてしまい、自分の家族や周囲の人を巻き込んでしまいます。

家族はどんな対応をしていいのかわからず、どんどん巻き込まれてしまいます。
しだいに振り回されるようになり、どうしたらいいのかわからなくなり、当たり前の生活ができなくなっていきます。
何とかできる方法はないだろうかと悩み、自分を責め、苦しくなり、人生が狂っていきます。
ギャンブル依存症の本人も苦しいかもしれませんが、その家族も苦しいのです。
ギャンブル依存症の問題は誰かが困ることです。


日本政府も動き出しています。
カジノ解禁法が施行されたことを受け、ギャンブル等依存症対策基本法を軸とした法整備が進められています。
このような取り組みで、ギャンブル等依存症の問題が解決するわけではありませんが、そのような病気があるということが広く国民に認知されることは、意味のあることです。
ギャンブル存症という病気を知ることにより、予防や教育につながっていくことが重要だと思います。


ギャンブル依存症は、適切な治療をしないと、量や頻度がだんだんと増えていく進行性の病気です。
家族や周囲の人との人間関係よりも、ギャンブルを優先してしまうため、トラブルに発展してしまいます。
本人の意志や気持ちでギャンブル依存症の問題を解決することは絶対にできません。
家族も正しい知識がなく、「自分の家族がこんな状態で恥ずかしい」、「世間にバレたらどうしよう」という思いがあり、なんとか尻拭いをして、隠そうとしてしまいます。
本当は、ギャンブル依存症という病気を受け入れ、ギャンブル依存症との適切な関わり方を学び、正しい対応を取ることが必要です。
しかし、そのような機会は、ほとんどありません。


まず、病気だということを受け入れ、治療を受けることです。
医療機関だけでなく、自助グループなども立ち上がっています。
一人で悩まず、誰かに相談することが第一歩です。


ギャンブル依存症本人のための自助グループ
GA日本インフォメーションセンター

ギャンブル依存症の回復施設
グレイスロード

ギャンブル依存症の問題を抱える家族の集まり
全国ギャンブル依存症家族の会





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