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日本酒を地理的表示に指定!知的財産として保護 [日々の雑感]




財務省が年内にも、「日本酒」という表示を、純国産に限定するという方針を打ち出しました。
これまで、日本酒の法的な定義はなかったのですが、地名を商品名に使う「地理的表示」に指定するようです。


日本には、「特定農林水産物等の名称の保護に関する法律」(地理的表示法)という法律があります(というか、できたばかりです)。

この法律では、
地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質等の特性が産地と結び付いており、その結び付きを特定できるような名称(地理的表示)が付されているものについて、その地理的表示を知的財産として保護し、もって、生産業者の利益の増進と需要者の信頼の保護を図ることを目的とする
となっています。

国際的にも、世界貿易機関(WTO)の加盟国は、地理的表示に指定した商品を保護し、その地名を産地以外の商品に使わないよう取り決めています。

有名なところでは、スコットランドの「スコッチ・ウイスキー」、フランスの「シャンパン」、「ボルドー(ワイン)」、「コニャック(ブランデー)」、インドの「サリーシルク」、イタリアの「ゴルゴンゾーラチーズ」、スイスの「エメンタールチーズ」などがあります。



今回の発表では、日本酒や英語の「ジャパニーズ・サケ」を名乗れる清酒を、国産米や国内の水を使って国内でつくられた清酒に限るということです。

海外で作られた清酒は、「日本酒」として販売できなくなります。

今は日本食ブームなので、日本酒を飲む外国の人も増えています。

いままで日本酒を飲んだことのない人にも、アピールしやすくなりますね。



でも、外国の人に酒の甘口、辛口の違いを説明するのは苦労するんですよ。

欧米でも、アジアでも、「辛い」というのは「スパイスの味」という意味でとらえることが多いので、「辛い」も、「しょっぱい」も、「すっぱい」も、ぜんぶ「辛い」と表現したりします。

日本酒の辛口は、スパイスの味ではなく、「スッキリしている」というニュアンスなので、なかなか理解してもらえなかったりします。

単に私の英語力が足りないだけなんですけど・・・。





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